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「はいもしもし?」
『先程捕まえた転生者が話をしたいそうですから変わりますね』
承諾も得ず『どうぞ』の声と共に別の女性の声が聞こえた。
『もしもし龍騎士君かい?』
「そうですけど何か?」
『何故来なかったんだい?』
「寝てたから」
『君は仲良しの人間に危機があるか命令されなきゃ動かないのかい?』
「当たり前だろ」
何で見ず知らずの他人何かの為に戦わなきゃならねぇんだよ。
『関係無いんだが、君は異性にモテた事はあるかい?』
それ嫌み?嫌みなのねぇ?嫌みなら怒るよ?人生十九年生きててさ、一度もモテた事無い俺に対しての嫌み?
『無い様だね』
あれ?何で分かったんだ?
『声に出して言ってたよ』
嘘っ!マジで!
『何か……ゴメンね』
同情されたあぁぁーーっ!!
「同情するなら金をくれ」
『久しぶりに聞いた言葉だね、君とは仲良くなれそうだよ』
「あっそ」
顔から離して切りボタンを押してテーブルに置く、さ、食べよ食べよ。
「あ~食った食った」
カロリーメイトは何時食っても上手いね、顎疲れるけど。
流石に四箱食ったら腹一杯になるな、さて今日はどうするかな。
「暇になったな」
突然暇になったらやる事が思い付かない、人間ってそんな物だろ?
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