第03話

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「はいもしもし?」 『先程捕まえた転生者が話をしたいそうですから変わりますね』 承諾も得ず『どうぞ』の声と共に別の女性の声が聞こえた。 『もしもし龍騎士君かい?』 「そうですけど何か?」 『何故来なかったんだい?』 「寝てたから」 『君は仲良しの人間に危機があるか命令されなきゃ動かないのかい?』 「当たり前だろ」 何で見ず知らずの他人何かの為に戦わなきゃならねぇんだよ。 『関係無いんだが、君は異性にモテた事はあるかい?』 それ嫌み?嫌みなのねぇ?嫌みなら怒るよ?人生十九年生きててさ、一度もモテた事無い俺に対しての嫌み? 『無い様だね』 あれ?何で分かったんだ? 『声に出して言ってたよ』 嘘っ!マジで! 『何か……ゴメンね』 同情されたあぁぁーーっ!! 「同情するなら金をくれ」 『久しぶりに聞いた言葉だね、君とは仲良くなれそうだよ』 「あっそ」 顔から離して切りボタンを押してテーブルに置く、さ、食べよ食べよ。 「あ~食った食った」 カロリーメイトは何時食っても上手いね、顎疲れるけど。 流石に四箱食ったら腹一杯になるな、さて今日はどうするかな。 「暇になったな」 突然暇になったらやる事が思い付かない、人間ってそんな物だろ?
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