第03話

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『ラ、ライ~~』 「中国人かぁ!!!」 よろめいたライオンに助走を付けた飛び蹴りを顔面に叩き込み追い撃ちをかける。何この裏切られた感覚、むっちゃ腹立つ! 「止めだぁ!!」 『FINALVENT』 「はああぁぁぁ!」 バイザーにカードを装填し両腕を構え腰を沈めて力を溜め、飛来したドラグレッダーが吠える。 『ギャオォォォォンッ!!』 「はっ!ああああ………」 その咆哮を合図にして高々と飛び上がり共に空を舞うドラグレッダー、体を捻り右足をライオンに向けると背後に来たドラグレッダーが灼熱の息吹を吐き出した。 「だらあぁぁぁぁっ!!!」 炎の勢いに乗りライオンふ斜め垂直降下して燃える右足で蹴り砕くドラゴンライダーキックが炸裂。 蹴飛ばされたライオンは業火に覆われ瞬く間に粒子化して風にのり消えた。 「ふぅ……こんな物かな「キャアアァァァァァァ!!!」今度は何だぁ!?」 何処からか悲鳴が聞こえ辺りを見回すが誰もいない、かと思えば右方向に土煙が舞ながらこちらに向かって来る。 「鬼か!?大蛇か!?「こないでえぇぇぇ!!」女の子かよ!!」 段々近付いて来るそれは前髪が白で後ろ髪が黒の長髪のくせっ毛でブレザータイプの制服を着た美少女だ。 ってあれ「でらぐい」のむすびかぁ!?あの猫耳に見えて猫耳ではない髪をした女の子、間違いない!
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