第03話

11/31
前へ
/68ページ
次へ
後を追ってるのは、こないだ戦ったザリガニか!あれ?でもあいつめっちゃ足速いんだよな。 「女神様酷いですよぉぉぉ!」 転生者だあの子!だって女神って言ったもんあの子!後を追ってるのは、こないだ戦ったザリガニか!でもあいつめっちゃ足速いんだよな。 あ、でも転生者なら逃げきれるか、だって身体能力強化されてるもん。 「とりあえず助けるか」 近付いて来る間に両腕を構え腰を落とし両足に力を込める、すると足元に龍の紋章が浮き出ては消え、右足にエネルギーが蓄積される。 そして少女が俺の横を通り過ぎるとその後に来るザリガニへ向け駆ける。 助走を付けてから飛び上がりザリガニが俺に気付くがもう遅い。 「ライダァァァァッ……キイィィィックゥ!!」 真紅に輝く右足がザリガニの顔面に叩き込まれるとザリガニは蹴飛ばされ悲鳴を上げながら粒子化起こして消えた。さて女の子は………… 「嫌あぁぁーーっ!!!」 って速っ!まだ逃げてたのかよ!もう見えなくなりつつあるので呼び戻そう。 「おーい!ザリガニは倒したから戻ってこおぉいっ!!」 「ふぇ!?」 車の様なブレーキ音が鳴り足を止め女の子が振り返り両手を膝に付けてバテる。 向かわせるのもあれ何でこちらから歩み寄る。 「おい、大丈夫か?」
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加