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「王道が嫌なのは何で?」
「私、王道主人公嫌いなんです、見ててイラッと来ると言うか……ウザったいんです」
王道主人公、嫌いね。
「あ!でもパパ聞きとまよチキは好きですよ」
そしてオタクだな。
「ふ~ん…で、お前これからどうするの?」
「ふぇ?」
「俺面倒臭い事嫌いだし自分への危機や親しい友人の為と仕事でしか戦わないしそれ以外の危険はシカトだよ」
「仕事ですか?」
「転生者が総司令官の化け物対抗組織で働いてんだよ、普段はしがない本屋定員さ」
「へ~」
「もし俺に協力するならその司令官に話して雇ってもらって「そうします」早いなおい!!」
そんな直ぐ決断して良いのかよ!
「嫌さ、良く考えてみ?俺の方に付いたらロクな事にならねぇぞ、明るい仲間はいないし普段は本屋で働くし人手不足だから休日狩り出される事しょっちゅうあるし特務六課と折り合い悪いし」
「リスクだけじゃないですよね」
「まぁ休日出されたら振り替え貰えるし当日手当貰えるよ。本屋勤務中だから化け物退治出たら帰れる事あるし本二分の一の値段で買えるし住む所提供して貰える」
余談だけど俺は高校通ってたけど止めた。その後は十九になるまでアロヤのとこに厄介になってたからね。
「王道はその逆と?」
「詳しい事は知らんけど俺らより良い暮らししてんだろ」
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