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『今のお前に必要なのは仲間だ、あった方が良いぜ』
いつも言ってたなあの人、仲間ね、一人は確かに気楽だよ。でもそれは周りが常に賑やかだからだ。
早い時期に孤独を味わえば一人になるのが怖くなる、それは当たり前だ。
孤独の気持ちは分かる、俺もライダーバトルで嫌と言う程味わったからな。
「なら家事手伝って貰うよ」
「構いませんよ」
「料理出来る?」
「出来ます」
「風呂無いから銭湯通いだよ」
「歓迎です」
「洗濯物一緒に洗うよ」
「大丈夫です」
「なら……下手したら俺のサポートしたり一緒に戦うはめになるよ」
「大丈夫です、チート能力貰いましたから」
なら良いや、ここまで言って引かないって事は本気だな。
「だったら後で足りない物買いに行かないとね」
ふっと笑みを浮かべると結はぱぁっと顔を明るくした。
「はい!よろしく「敬語崩して良いよ、歳は一つしか変わらないから」私これが素なんです」
「そうなんだ、じゃ早速だけど後片付け手伝ってくれる?」
「はい!」
うん良い返事だ!お陰で皿洗い楽になりました。
「じゃ早速買い物行かないと(ヒイィィィン、ヒイィィィン!)ゴメン留守番頼める?」
「どうかしたんですか?」
「招かざる客の討伐」
羽織っていたパーカーからカードデッキを取り出し見せると結は心配そうな顔になった。
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