付き合うまで

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そう言って乗り物からぴょいっと飛び降り、走っていった。 ジェットコースターに乗り終わった私達が修司くんを探すと、彼は乗り場の下で待っていた。 「楽しかった?」 普通にそう聞く修司くん。いやいや!アナタのせいで楽しめませんでした!どう落とし前つけてくれんだ、ボケッ!!……と言いたかったが、やめといた。後ろで慎二くんはお腹を押さえながら大爆笑している。 「アヒャヒャヒャヒャ」 黙れ。かん高い笑い声に苛立ちを覚える。 「あーホンマおもろいわー自分」 慎二くんは修司くんの肩に手を置き、ずっと笑っている。隣を見ると由梨も笑っている。……うそん。全然おもしろくないですけど?私ひとり取り残された感がある。 「あ…あはは……」 作り笑いでみんなにあわせるが……。こっそりと小さなため息をもらした。
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