付き合うまで

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「あんたなら多分アイツを手なずけられる」と、由梨は言った。私は猛獣使いか。ってゆーか、猛獣なんかと付き合いたくないんだけど……。 「写メあるけど見る?」 由梨は携帯を取りだし、私に見せた。……イ、イケメンじゃん!てゆうか「イケメン」なんて今時死語だろ。 心の中でツッコミを入れながらも、顔が熱くなってきた。 きっと紅葉のごとし、だろう。 「そんなエエもんか」 ……じゃあ、ゆでダコで。 「ありきたりやなー」 ……それは、まさしく、血の色のようだった。 「76点!」 ん?てゆうか誰だよ?私は声がする方に顔をむけた。
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