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「真知子、彼、校門で待ってるみたいだよ」
マジ!?てか、早くない?ひとり悶える私を見て、由梨と慎二くんは指さして笑う。
と、とにかく肛門、じゃない、校門に急ごう。
私たちは校門へと向かった。
そこには、あの写メにうつっていた彼が立っている。
「真知子ちゃん、コイツがオレのダチの皆川修司」
写真なんかより、実物の方がちょーかっこウィー!
私は小さくガッツポーズをした。
「初めまして。皆川修司です」
あら!声もステキ!!
「はっ、はじめまして、前川真知子です!」
どもっちゃったよ!混乱して、さまぁーずの三村さんっぽくツッコミを入れた。
彼はそんな私を見て微笑む。
「ホラホラさっさとケー番交換しろよ」
慎二くんがせかす。
「テメェは黙ってろよ!」と、言いたいところだが、仲介してもらってるからなにもいえません……。
なんて弱気な私。
結局、その日はケー番を交換するだけで終わってしまった。
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