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「へ……?まち……ああ!由梨さんの友達の!」
やっとわかったんかよ。
「あーなんだあ。ビックリしたー」
ビックリしたのはこっちだ!でも、最初に私が名前言わなかったのも悪いか……。
「ごめんね。いきなり電話して。今話してて大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
「あ、あのさ。修司くんさえよければ、今度一緒に遊びに行かない?」
「え?俺と?うん……。身代金目的でなければ」
いやいや!私は誘拐犯か!?
「み、身代金目的じゃないから」
「あ、それなら……」
いいんだ。
「あ、そうそう。慎二くんと由梨がね、次の日曜日、四人で遊園地行かないかって言ってるんだけど、どう?」
「あーいいね。遊園地」
「じゃ、決まりね!」
そう言って電話を切った。休みが来るまでの間、私はワクワクしてよく寝れなかった。
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