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彼女は自分の指を少し切って血を出した。
「この指を吸って。私の力を半分あげるから。」
「…わかった。」
俺は彼女の指をくわえ、強く吸った。
愛を表すために官能的に吸った。
「あ…ん…。」
彼女は少し頬を赤らめていた。
「…もういい。」
俺は彼女の指から口を離した。
「…お風呂にはいってくる。」
「お、おい、まだ水だぞ」
「血を落とすのと…火照った体を冷やすだけだから…いい。」
そういって彼女は脱衣場に消えた。
俺が彼女を孤独から救い出す。
俺は握り締めた拳を見つめながら心に誓った。
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