冷たい朝

5/7
前へ
/57ページ
次へ
驚いたことに彼女はかなり薄着だった。 遠目で見てもわかるような真っ白な薄いワンピース一つでしかも裸足で歩いていた。 「━━っ!」 俺は家を飛び出して彼女のもとへかけていった。 「君!」 俺は肩に手をかけた。 彼女の体はかなり冷えていた。 「お兄ちゃん…誰?」 彼女の声はとても幼かった。 近くで見ると身長は小さく、とても小柄だった。そして何よりびっくりしたのは下着を身に付けていなかった。 「こんなに冷えてるじゃないか。唇も変色して。お兄ちゃんの家においで。」 俺は女の子の手をひいて家に帰った。
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加