冷たい朝

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「…」 「上がったのか。」 彼女は俺の買ってきた下着を身に付けていた。 「ぴったりでよかったよ。」 「…ありがとう。」 「気にしないで。当然の事をしたんだから。」 と言って俺はあらかじめもう一つ敷いていた布団に潜り込んだ。 「俺なんだか風邪気味だから寝るよ。今日は泊まっていきな。」 彼女は小さく頷いた。 「じゃあ俺は寝るよ。好きなことしていいけど物は壊さないでくれよ。」 俺は微笑んだ。 そしてまどろみに落ちた。
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