PROLOGUE

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  俺たちは、20歳まで教育学校に通って、授業やら訓練やらをうける。 この世界の人間は魔法をつかうため、確か7年前くらいだったか、2年のびた。 それまでは18で卒業だったらしい。 その名残か、18~20歳までの2年間は予備みたいなもんで、だいたい早い奴は18歳で卒業している。 魔法というのは、人間や妖精やらがもつもので、空気中に分散している魔素を体内で構築してカタチにするもんとかなんとか授業で習った。 属性は生まれつき決まっていて、いろいろ種類がありすぎて、全部で何種類あるのかわからないらしい。 人間がもっている属性は、1人につき1つらしい。基本は。 「あ、ミツ!!」 「お、紘稀」 校門前の人だかりから、手を振りながらこっちにやってくる紘稀-コウキ-。 俺の幼なじみというか、腐れ縁というか。 明るく元気で、バカかと思いきや頭はいい。  
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