PROLOGUE

4/17
前へ
/84ページ
次へ
  「おっせーよー!!昼ごはん一緒に食べれなかったせい?ごめんねごめんね~、委員会の集まりがあって、」 「うるせぇ黙れ」 1人でペチャクチャ喋ってる紘稀の眉間にデコピンをする。 バチンッと小気味いい音がして、あうっとか言いながら眉間をおさえる紘稀。 そのツラで委員会、とか言うんじゃねぇ。 かなり不釣り合いだから。 「いった~!!ひどいよミッちゃん!!」 「……その呼び方やめろ」 俺の名前が蜜羽-ミツハ-だから、そう呼ばれても仕方な……くねぇよ!! もう1回、おんなじとこをデコピン。 どうしてなのか、こいつは俺を呼ぶ時によく呼び方が変わる。 わざとか、はたまたわざとか。 ……あ、殺意沸いてきた。 「ちょ、みっつんストップストップ!!ほら、先生きたよ!!」 「……ちっ」 「し、舌打ち……!?」 横でなぜか落ち込んでいる紘稀を無視して、俺は先生の方を見る。  
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加