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「予定なんざって……家に帰って黒マリのＤＶＤでも見てようかな」
黒マリ？なんですか？漫画ですか？
「黒マリって“ブラック・マリア”の通称だよ」
ん？だからなんですか？ぶらっくまりあって。
「知らないの？！」
……知りません。
「アニメだよア・ニ・メ！！」
へえー。
「『へえー』じゃない！！」
えっ？！ちょっ……目が怒ってますよ！？
「当たり前っ！！黒マリ知らないなんて人生の汚点！！人生半分以上損してる！！」
ええっ！そこまで！！
「黒マリはねぇ！！…」
私はあかねに気付かれないようにあかねの話しをはしょった。（小声）
―２０分後―
「……ってちゃんと聞いてたのナレーター！？」
はい……（アニメヲタクって本当だったんだ）
「わかったならＯＫ！帰って黒マリを見よう！」
はいはい。
「そいやナレーターさんもハマってることって無いの？」
私は韓流ですねー。
「あ！てことはナレーターさんって結構歳いってるんだ！」
さらっとそんなこと言わないで！！歳いってることは本当だけど傷ついた！！
「あーすみません」
ふう……。（この主人公もうやだ。デリカシーが更々無い）
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