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二人の軽快なやりとりが気になり始めた客達は、こっそりと聞き耳を立てる。
「飴へ懐柔なんてされまふか!!」
「いやお前、しっかり食べてるから……」
ガリッ!!
「話を変えないでください!!」
「………え~?」
思わず首をかしげるクヴァルを無視して、少女は勝手にヒートアップしていく。
最初から聞き流していたのだが、だんだん五月蝿くなってきた少女に対して、クヴァルは遂に動く事にした。
「おい、ちょっと表出ろや」
「「「(クーちゃん!!それ啖呵切っちゃってる!!)」」」
心の中で突っ込む客達だったが、面白そうなので見守る事に。
案の定、少女は明らかに動揺して、何か面白いポーズをとった。
「か、掛かってくるなら来なさい!返り討ちです!!」
「よーし、行くぞ~?」
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