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「………は、はい。なんすか?」
また声が裏返った。
「…………ッフン」
一言言うと何かを投げてきた。
「うわぁ!」
また変な声を上げてしまった。 なんなんだよ……
よく見ると投げてきたそれは飴玉だった。
「……え?」
しばらく混乱したあと小さな声でおじさんが
「…………また来い。」
と呟いた。
なんだ、意外といい人じゃねぇか。
「ありがとうございます。また来ます。」
そう言うと俺は駄菓子屋を出て家の方向へ歩き始めた。
帰りの途中、少し駄菓子屋の方を振り向いたら駄菓子屋のおじさんがタバコを吸っているのが見えた。
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