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「どうもぉ。暑いのに大変だったねぇ。ゆっくりしていきさいなぁ。」
この背の低くてちゃんちゃんこを着た見た目かわいい人は俺のおばあちゃんだ。
「どうぞぉ、上がって上がって。あら恭ちゃん?大きくなったねぇ。」
そう言われて俺は軽く会釈した。
ついでにこの敷地と家の大きさだけは立派な家がばあちゃん家だ。」
だがデカイだけで玄関は土間だし、照明すらろくについてない。
「恭介。あんた暇なら散歩でもしてきたら?どうせここにいても手伝わないでしょ?」
そりゃそうだ。手伝う訳がない。
っつー訳で俺は散歩に出掛けた。
今思えば、方向音痴の俺が知らない村を散歩とか。
自殺行為だった。
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