青空に。

6/18
前へ
/20ページ
次へ
「すみません!」 肩で息をしながら声をかけた。 「はい?何ですか。」 細身で肌が白く、セミロングの髪を目の上で切り揃えた少女が、こちらを見ながら言った。 「あの………」 言葉を失った。だか一目惚れとかじゃない。ただ考え無しに話し掛けてどうしていいのか解らなくなった。 「あの……この近くの人じゃないですよね?」 異常にキレイな黒髪を揺らし、少しこちらを見て微笑んだ。 ヤバい。ちょっとかわいいじゃねぇか。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加