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「すみません!」
肩で息をしながら声をかけた。
「はい?何ですか。」
細身で肌が白く、セミロングの髪を目の上で切り揃えた少女が、こちらを見ながら言った。
「あの………」
言葉を失った。だか一目惚れとかじゃない。ただ考え無しに話し掛けてどうしていいのか解らなくなった。
「あの……この近くの人じゃないですよね?」
異常にキレイな黒髪を揺らし、少しこちらを見て微笑んだ。
ヤバい。ちょっとかわいいじゃねぇか。
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