7人が本棚に入れています
本棚に追加
「え、えええっと。あの。あ、失礼します!!」
迷ったなんてダサくて口が裂けても言えない!!
はてなを出している少女を後ろに全力で突っ走った。
「はぁはぁ」
やべぇ。超だせぇ。
いつの間にかばあちゃん家の近くにある駄菓子屋の前まで走って来ていた。
「なんだよ。すぐそこじゃねぇかよ。」
とりあえず意味もなく駄菓子屋に入って見た。
「失礼しまーす。」
駄菓子屋の中では厳ついおじさんと優しそうなおばさんがうちわを扇いでいた。
「………いらっしゃい」
厳ついおじさんが呟いた。超無愛想。
するとおばさんが、
「こんにちわ!暑いねぇ。汗だくじゃない。 こっちにおいで。扇風機出したげるから♪」
見た目どうり優しいおばさんだ。扇風機を出すと言っておじさんが顔をしかめたような気がするが、気のせいだろ。
最初のコメントを投稿しよう!