小さな雛鳥と迷い猫

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「・・・もしもし。ノガード。そう・・・そう。俺いつまた帰るか解んないから。それじゃ」  何も言わずとも、向こうは最初から解っていた様子でいるので、形だけで済ました。  それからユウは玄関を出て、扉に鍵を閉めると、フードを被り直して、肉眼で捉えきれない速さで駆けだした。
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