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僕の面談の番が回ってきた
自分の教室ではなく
隣の空いた部屋を使いながら話すことになっていたので
僕はその部屋に移動した
そこには机があって
もう先生は座っている
その向かい側に僕が座る
「じゃあ進路について話してきましょうか」
僕の担任は優しい女の先生
進路が決まらない僕をだいぶ心配しているみたい
「零君…進路は決まった??」
「えっと、一応受験校は決めました」
「どこにしたの??」
「妖魔学園の入試を受けようかと…」
この言葉を発した後
先生は数秒固まっていた
「零君はどういう学校だか知って受験するの??」
「いえ、名前しか知らないですが…」
何だろう
悪い噂でもあるんだろうか??
それとも僕のレベルよりだいぶ下の学校なんだろうか
「じゃあなんでその学校に決めたの??」
「父さんが卒業生みたいで、自分も同じ学校に行こうかと」
それにしても先生が驚いているんだけど…
本当になんなんだ??
「先生!
さっきから驚いてますけど…
僕何か変なこと言いました??」
「違うの…
妖魔学園は入試合格率1%を切るとも言われてる超難関校なの」
え…
超難関校!?
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