始まりはいつも突然

6/10
前へ
/10ページ
次へ
大友 「軟弱な東の連中め!西国武士の気骨を見よ」 ゙大友焔゙の改造大筒が川神学園の学生達に狙いを定めた 大友 「大友家秘伝・国崩しぃぃぃぃぃぃ!!!!」 無数の焼夷弾が夜の工場を紅に染め上げる。 大友 「うむ、大・火・力!これぞ西方十勇士の実力ぞ!」 一子 「うわぁっと!なんて広範囲!何十人脱落したの?」 爆炎の中から、゙川神一子゙が飛び出してきた。 一子 「というか、ちょっとやりすぎじゃないの!」 大友 「東西交流戦とはいえ、あくまで戦!火傷でわめくな」 大友 「ま、いってしまえば、これはロケット花火を相手に向けて撃つ行為の発展系よ。何ら問題はないな」 一子 「いやいや、その行為自体がけっこう問題!!」 大友 「ははは、まっこと板東武者は軟弱よ!外で遊ばず、ゲームにでも興じていたのであろうが!」 一子 「うぬぬ、西の武士娘は豪快ね!でも、倒してみせる!」 川神一子が、自分の得物である薙刀を頭上に掲げた 大友 「大口はこの遠距離を詰めてから言えぃたわけ!」 大友の挑発に、一子の足がジリリと動いた。一子の速度なら瞬く間に、この9メートルを縮められる
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加