夏休み

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ドアを開けると晃は、 運転席を倒し、 うとうとしながら 携帯をいじっていた。 「ごめん待った?」 すぐ車に乗りドアを閉めた。 「ん?まぁひょっとだけ~」 欠伸をしながら応える。 「…あのさ、駅前のコンビニまで送ってくれない?」 「えっ…まじ?…わかった。」 相変わらず面倒くさそう。 だけど何も言わず車を走らせる。 あんたはヤる以外何もしないの? コンビニに着くと同時に 携帯のランプが光った。 携帯画面には[着信:司] と表示されている。 「晃ありがとっまたね!」 急いで車を降り早口で 別れを告げた。 そのまま晃の車は、 走り去って行った。 「もしもしっ」 慌てて電話に出る。 『後ろ~』 「え!?あっうん」 後ろの駐車場に 止めてある車。 運転手を司だと確認すると 小走りで車にかけよった。
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