7人が本棚に入れています
本棚に追加
ドアを開けると晃は、
運転席を倒し、
うとうとしながら
携帯をいじっていた。
「ごめん待った?」
すぐ車に乗りドアを閉めた。
「ん?まぁひょっとだけ~」
欠伸をしながら応える。
「…あのさ、駅前のコンビニまで送ってくれない?」
「えっ…まじ?…わかった。」
相変わらず面倒くさそう。
だけど何も言わず車を走らせる。
あんたはヤる以外何もしないの?
コンビニに着くと同時に
携帯のランプが光った。
携帯画面には[着信:司]
と表示されている。
「晃ありがとっまたね!」
急いで車を降り早口で
別れを告げた。
そのまま晃の車は、
走り去って行った。
「もしもしっ」
慌てて電話に出る。
『後ろ~』
「え!?あっうん」
後ろの駐車場に
止めてある車。
運転手を司だと確認すると
小走りで車にかけよった。
最初のコメントを投稿しよう!