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司の家に着いてすぐ
DVDを2人で見た。
そしてお酒も呑んだ。
司は最近、長く付き合った
彼女に振られたのだ。
その彼女は、美由の友達でもある。
だから少し罪悪感もあった。
「はぁ…俺、何やってもダメだよな。」
「司?」
「でもあいつもあいつだよ。どんだけワガママ聞いてやったんだよ。」
そう言いコップについでいた
焼酎を一気に飲みほす。
「でも司もさ、内緒で呑み行ったり女とヤってたじゃん。」
「それは禁句!だってさ構ってくんねぇし。」
「じゃぁ何で好きなの?」
お菓子をつまみながら尋ねた。
「なんて言うか~依存するってやつ!?(笑)」
「依存かぁ」
依存されるぐらい愛されたこと
ないから分かんないや。
「俺さぁ疲れた…。だからこれから遊びまくる」
「え?…美由みたいに、真面目な恋愛できなくなるよ?」
美由の表情が曇る。
「でもよ、今遊ばないと将来は遊べないじゃん」
「けど…」
「てか美由、こっち来い!」
司の座ってるベッドの方に誘われた。
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