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「美由ちゃんって思ってたより可愛いね~」
「え、いやそんなことないです」
無理に笑いながら会話をする。
「でも良くメールの返事OKしたよね(笑)」
「だよなぁ」
前の2人は会話で盛り上がっている。
何この人たち?
本当に人違いなんだ…
かなり沈むよー
「美由ちゃんってあんまり話さないんだね」
助手席の男が話し掛けてきた。
しかもこいつがメールの本人。
りゅうって名前だった。
「人見知りなんで」
それだけ言った。
数分後車はコンビニで止まる。
中に入るなり、ぽっちゃり男の
勇一が隣にくっついてきた。
まじ何?
「美由ちゃんってこうゆうの好きでしょ?」
男が指差したのはポッキーだった。
まぁ確かに嫌いではないが
めったに食べないかな。
「え?うん!めっちゃ好きですよ。」
男はこう言われた方が嬉しい。
「やっぱりね~俺美由ちゃんのこと分かっちゃうかも」
やはり調子に乗った。
ある程度買い物を済ませ、
車に乗った。
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