0人が本棚に入れています
本棚に追加
それに僕が額縁に入れてる間、マサミカは次から次へと絵を持って現れる。
(どこから、そんなに絵が届くんだよ。休む暇もないっつーのに!)
段々イライラして来た。単純作業と言えど、休む時間がないようだ。今気づいた事だが、こんなに長時間も作業しているというのに、疲労感が全くない。死後の世界とは全く不思議なモンだと考えていた。
そんな中だった。美術館の扉がギィーと音を立てて開いた。
僕はやっと客が来たのかと扉の方に目を向けた。
最初のコメントを投稿しよう!