第1章 白い紙

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「今君は死人だから、ここは死後の世界って事だけど理解出来るよね?」 「は?」 (この暗い闇が死後の世界だって?) どこをどう見ても真っ暗な闇が続き、何もない。暑さも寒さもなく、虚しさだけが感じる。 「見てご覧、あれは君だった」 男が指を指す方向に、もう1人の僕の体があった。 「あれは君だが、君ではない」 「どういう事?」 「先程までは君だったけど、君は自ら自殺して死後の世界に来てしまった。あの体はもう君ではないんだよ」
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