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「今君は死人だから、ここは死後の世界って事だけど理解出来るよね?」
「は?」
(この暗い闇が死後の世界だって?)
どこをどう見ても真っ暗な闇が続き、何もない。暑さも寒さもなく、虚しさだけが感じる。
「見てご覧、あれは君だった」
男が指を指す方向に、もう1人の僕の体があった。
「あれは君だが、君ではない」
「どういう事?」
「先程までは君だったけど、君は自ら自殺して死後の世界に来てしまった。あの体はもう君ではないんだよ」
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