第1章 白い紙

9/17
前へ
/18ページ
次へ
「君も描いたら良い。ただし、今すぐには描けないだろうから、私の手伝いをしながら絵の題材を得ると良い」 そう言って手招きをする男に着いて行った。 正直、死後の世界と言っても何をすれば良いのか判らないし、少しは楽しい事があるだろうと期待していた。 「あー、そう言えば名前を言ってなかったね。私はマサミカだ。この部屋を使うと良い」 誰も使われていないのに、塵1つも落ちてない。 「ねぇー手伝いって何すれば良いの?」 面倒臭い事は嫌いだが、親切に部屋を貸してくれるのだから、仕方ないだろうと聞いた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加