第3章

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「疲れた?」  目的地に着いて数秒の後、ヒロユキの方が先に口を開いた。 「ううん」  僕が答えて周囲に目を向けると、ヒロユキも同様に周囲に視線を投げかけた。  そこは一言で言うと、広過ぎるとしか言い様のない墓地だった。  少なくとも学校の敷地の一・五倍はあるかに思われた。  無数の墓が所狭しと並んでおり、そのほとんどは外国式の墓だった。
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