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「将臣」
「うん?」
「今日の昼休み…大事なお話があるんです。屋上に来て頂けますか?」
きゅっと俺の上着の裾を引っ張って、俺より10cm程低い目線が上目遣いに見上げてきた。
「…わかった」
「ありがとうございます!それでは、昼休みにっ」
楓の言葉に頷くと、不安そうな表情がうれしそうな笑顔へと変わり、ぺこりと頭を下げ楓は自分の教室へと入っていった。
…まあ、昼休みの用事って言っても大方予想はつくけどな。
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