1人が本棚に入れています
本棚に追加
外にでると予想してたより寒くてマフラーに顔を埋めた。
「もうクリスマスかぁ…」
街のあらゆる所にクリスマスツリーやサンタさんの人形が飾られていた。
歩いていればクリスマスソングも絶えず聞こえてきた。
すれ違う人達も大半が恋人達で、なんだか笑えてくる。
その人達は今夢を見ているだけ。
その幸せな夢から覚めたときのあの絶望感。
私はもうその絶望感を味わいたくなくて、あんな怖い思いをしたくなくて、静かに幸せな夢から目をそむけた。
恋なんて辛いだけ
、
最初のコメントを投稿しよう!