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私は立ち上がって元来た道を戻る。
「帰りにカフェによってこう」
私の体は予想外に冷えていて、手足の先が痺れた。
しばらく歩いていると、よく通りがけに見るガラス張りのおしゃれな雰囲気をだす喫茶店を見つけた。
まさに都会の喫茶店って感じ。
私は迷わずお店の中に入った。
お店の中は、スッゴい暖かくて自然とため息がでた。
ホットコーヒーセットを頼んで窓側の席に座る。
お店の中はジャズ風のクリスマスソングがゆったり流れてて危うく寝そうだった。
ふ、と窓の外に目を向ける。
肩を寄せて歩く恋人
腕を絡めて歩く恋人
手を繋いで歩く恋人
まるで全てのことが上手くいってるかのように、
先を知らないかのように、
皆幸せそうに微笑んでいて、私もあの頃を思い出す。
なんだ、結局自分はあの時から前に進めてないじゃん。
、
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