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「そういえば、校長先生が『彼女は絶対に我が校に入学させる。あんな子、もう二度と現れないだろうからね』っておっしゃってたような・・・」
『二度と現れない』か・・・
ますます、気になる。
「早川君、気になるかい?彼女のことが。」
「はい。」
「でも、会っちゃダメだよ」
「?、なんでダメなんですか?」
「それは・・・大人の事情でね。もし、君が自分から彼女に会いにいったとしたら、この特待生の話はなかったことになるからね」
「わ、わかりました・・・」
どうして、俺が彼女に会うといけないんだ?
だいたい、大人の事情って何・・・?
さっぱりわからん。
結局、さまざまな謎が未解決のまま、俺は家に帰ることになった
***
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