私と妖精

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もう一緒に居られない…そう思った私はお母さんとの最後の写真が欲しかった。 「美歌…入るよ。」 あぁ、美歌って呼ばれるのも最後なんだな… 「いいよ。」 お母さんはそっと部屋に入って来た。 「美歌…今日は何が食べたい?今日で最後でしょ。」 私は驚いた。お母さん…何で…? 「お母さんね、前世の記憶を受け継いでるの。何故かしらね。いつも私の子どもから妖精の長が生まれるの。さっきの子も私が前世で生んだこ名前は拓也。」 「何で妖精の長の存在を?」 「魔法使いだった時があるから。魔法使いには知らされるのよ。」 「そっか…ごめんね。お母さん。」 私はそう言って窓の外を眺める。まだ午後に入ったばかり。いつものビルの群生と道路と歩行者の道をわける木々。 いつも当たり前に見てたこの世界は光で溢れながらもせまかった
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