本編

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駄馬は空を夢見た。 駄馬は空を飛ぶための第一歩として鳥を友とした。鳥が群れているところに近寄り、そこらの草を食べた。 鳥たちははじめ彼の行動が目に入ってすらいないようだったが、しばらくすると仲間内で小さな声でこそこそと相談し始めた。駄馬はそのようすを横目にみて、気にするふうでもないふりをしてさらに草をむしった。
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