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彼の目線の先は倒れている猫たち… 「連れていくか?」 俺が言うと彼はコクンと頷き小さく微笑んだ 可愛すぎ―… まだ動物病院はやっているだろうか? まぁやってなくても無理矢理起こすけどな ちなみに今から行く動物病院は俺の知り合いがやっている所 出てこなかったら電話して叩き起こすか そんなことを考えながら猫たちを抱き上げていった 彼を腕に抱きその上に猫を抱いている俺はまわりから見たら変な人だろう けど今はそんなことを気にしている場合じゃない 公園を出て徒歩五分程の動物病院を目指した 「ちっ…やっぱ閉まってるか…」 案の定病院の電気は消えていて扉も閉まっていた
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