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「掛けるもの掛けるものー」
そう言いながら奥に入っていく來斗
なんだかんだ言って來斗は優しい…だから俺はこれでも信頼してる
「これでいいか?」
掛けるものを二枚持って來斗が戻ってきた
「ありがと…助かる」
一枚を彼に掛けもう一枚を自分に掛けた
「今日此処に泊まってもいいか?」
「いいに決まってるじゃん!だから二枚持って来たんだし」
來斗はニカッと笑いながら答えた
「それで猫は平気か?」
「うん、暫くここに入院だけど…命に別状は無いよ」
よかった…彼もとても心配していたからな
「それよりどういう経路でこうなったんだよ?」
來斗が心配そうな顔で言った。そりゃあ夜遅くにいきなり来れば驚くだろう
それに來斗は動物が大好きだからそれを傷付けたなんて許さないだろう
俺はゆっくり話始めた
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