《第零章》

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「はぁ、はぁ・・・ま、撒いたか・・・?」 ―――居たか!? ―――いや、此方には居ない! ―――早く見つけろ!!! チッ、此処までか・・・ 仕方ない・・・大人しく捕まるか・・・ 「な、なんだ!!?こいつ等!」 ??どうしたんだ?何があった? 「う、うわぁ~!!」 !!?? 私を追っていたのは長州の者。団子屋で休んでいたら急に追って来たんだ。 「や、やめてくれ!!うわぁぁぁぁぁ!!!!!!」 叫び声が聞こえたので、覗いてみると・・・ 「・・・新選組?」 私は小声で囁いた。 アサギ色の羽織の隊士が4、5人立っていた。 「くくくくくっ!血ぃ~血を寄越せ!」 「・・・いや、新『撰』組か・・・まがい物めっ!」 私はその場に立つと刀に手を駆け走りだし、思いっきり・・・ ズバッ――― 斬った・・・
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