《第壱章》

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【千鶴side】 土「また新撰組の奴等が脱走した。」 新撰組。それは血に狂った人達。 藤「また脱走したの?飽きないね~あいつ等も」 原「さて、じゃぁ行くか。さっさと終わらせて酒飲もうぜ!」 永「左之にしては気が利くじゃねぇか、奢ってくれるのか~」 原「誰が奢るか。」 土「無駄口叩いてねぇでさっさと準備しやがれ」 そう言うと土方さんは隊士達に指令を出していった。 「あの、土方さん。私は何をすれば良いでしょうか?」 私もじっとしていられなくて土方さんに駆け寄り聞いてみた。 土「お前はここに居ろ。今回は危険だ。」 土方さんは準備をしつつ、答えた。 「・・・私も・・・私もついていって良いですか?」 皆が一生懸命働いているのに、私だけ楽なんて出来ない。 土「何言ってやがる、お前が行ってなにが出来るってんだ。」
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