‡world.Ⅱ‡

3/6
前へ
/14ページ
次へ
【日本eyes】 雲ひとつない綺麗に澄みきった空、これを皆快晴と言うのでしょう。 湖に目をやると、太陽と思われる光できらきら輝いていて、数秒間見つめてるだけで目が疲れてくる程美しくまばゆい光を放っているが、そらに太陽はない。 視界のせいか、森の木々で隠されているのかもしれません。 そして… 本当に皆さんが無事目を覚ましてとても安堵しました。 …しかし、まだ不安ばかり。 ここには私、ドイツさん、フランスさん、中国さんの4人だけ。 残りの方々がどうしているのか誠に心配です。 特にイタリア君ですね… ドイツさんと何時も一緒にいらっしゃったので、離れている今、ものすごく心配です。 思っているだけでは事は進みませんね、行動にでなければ。 「このまま居座ってちゃらちがあかねぇ、取り合えずこの森を出ることを優先しよう」 すっと立ち上がったドイツさんが皆さんに言い放った。 なんと、ドイツさんも同じ事を考えていたんですね。 「そうですね、私もドイツさんの意見に賛成です」 私も立ち上がりドイツさんに向かい合いながら言った。 すると凄く悩ましげな顔で中国さんも立ち上がった。 「我も徳国に賛成するあるが…この場所は嫌な予感しかしねぇある、四千年の勘がそう言ってるあるね」 「所詮老人の勘でしょう?お兄さんは反対だね、誰か来るまで待機してるほうがいぃんじゃない?」 「老人の勘を馬鹿にすんじゃねぇあるよ!」 「どうどう」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加