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「んー…、スグル、君は僕たちのことを覚えているのかな…?」 一瞬、悲しみにぬれた瞳を覗かせた後、すぐに元に戻ってしまう。 「~~。それでは、これで終わり!」 名の知らない先生が終了の言葉を告げる。その声と共に周りの生徒は席を立ち、話を始める。 「ねぇ…兄さん…。なんであの2人、僕たちを助けてくれたのかな?…」 メロン味の棒付きキャンディを口にふくみ、近くにいる兄ー…グレルに尋ねてみた。 そんな兄からかえってきた言葉はカイマの予想通りで。 「…悩むより行動だ。気になるのであれば、聞けばいい…」
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