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「……うん。そうだね!今日早速聞いてみるね!」 「ん」 いつも無表情だったグレルがフワリッと優しく微笑んでカイマの頭を撫でる。 今のグレルの瞳はまるで昔の心温かく優しい兄の瞳だった。優しく微笑んでいるグレルをただ懐かしいと感じていたカイマだった。 そして、撫でていた手を止め、また無表情に戻り読書を始めるグレル。 カイマはまだもう少し撫でて欲しい…と思いながらも、スグルの席に行く。
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