第1話

4/8
前へ
/103ページ
次へ
羨ましい… 羨ましいよ、明日香。 私なんて顔は童顔だし 146センチのチビだし せめて身長をわけてほしいよぉ… 名前の通りみのっているのは 胸だけ――。 私の唯一の大人っぽさは、このEカップのバストのみ… ……なんか、悲しくなってきた。 さて、話が少しずれはじめているので戻しましょう。 明日香は私が学校を休んでいる間、全教科をノートにとっていてくれてたので受験勉強もそれほど大変な思いをしなくてすんだ。 明日香の好意を無駄にしない為にも、私は体調が回復してから受験勉強を死に物狂いで頑張った。 そして! 見事、明日香と同じ高校に合格!! 「あー、明日香がいなかったら私、高校合格なんて出来なかったよー。ありがとう!」 卒業証書を胸のあたりで握り締めて、目に涙を浮かべ明日香に感謝の言葉を述べる。 「何言ってんのよ、親友なんだから当然でしょ。親友を助けるのは、親友の私の役目だよ。」 と、ウィンクをする明日香。 あぁー 今のあなたは女神様に見えます。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加