新しい家

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所かわって3階。 玲は予想外のことに直面していた。 玲「………は?」 明「だーかーらっ! 奏ちゃんなら、いないわよ!」 玲「………は?」 遼「奏ならいないぞ?」 玲「かな、で……?」 例の如く、明に後ろから抱き着いている遼が、サラっと言ったことが気にかかる。 何故コイツが奏の名を知っている? てか 玲「奏を呼び捨てにするな!!」 遼「は?」 玲「お邪魔したっ!」 バタンッと勢いよく玄関の扉を閉めて出て行く玲。 ああ……なんかむしゃくしゃするっ! つぎっ4階だっ! って、ハァー!? いや、ありえないだろ……。 てか、僕落ち着け…! スゥーハァー……。 長い廊下で1度立ち止まり深呼吸をする。 よし、行こう……。 本当は、4階に居てほしくないんだけど……。 だって、4階は忍の家だから……。    
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