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玲「奏に何もしてないよな?」
く、口調が変わってるし!!
と、内心びくびくな忍に、さらに追い撃ちをかけるように
玲が、不気味なほど、にっこりと笑う。
忍「何もしていません……我が主……。」
片手を胸にあてて、忍が綺麗にお辞儀をする。
忍の家は、代々神堂家の執事として働いている。
なので、忍も玲の執事となる予定なのだ。
しかし、玲は幼なじみのままいたいわけで
玲「それ、やめて……」
と、眉間にシワを寄せて言う。
口調が戻ったことに安心しながら忍が顔をあげると
どこか困ったような顔の玲と目があう。
忍「ご案内します……玲様」
わざと丁寧な言い方をすると、玲がむっと少し怒った顔をする。
奏ちゃんも顔に出やすいけど、玲も結構出るよな。
クスクスと笑っていると、また玲が睨むので
なんとか、笑いを堪えながら、玲を自室に連れていった。
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