新しい家

51/51
前へ
/566ページ
次へ
家に入ったはいいが、そこで玲の動きは止まった。 このまま奏の部屋に運ぶのがベストだろう……。 でも、奏が桜晴学園に入るまで、1年間待ったのだ。 ……一緒に寝たい。 明日起きたら怒られるな。 と思いながらも、寝室に向かった。 玲と奏の部屋にも、それぞれベッドがあるが、それはシングルベッドで 2人で寝るには、少々難がある。 しかし、玲が今入った寝室には、ダブルベッドの大きいベッドがあるわけで 2人で寝ても、全然余裕だ。 そこに奏をゆっくりおろして寝かせる。 そして、玲もベッドに入り、奏の手を握って目を閉じるのだった……。    
/566ページ

最初のコメントを投稿しよう!

63人が本棚に入れています
本棚に追加