入学式

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~Side 奏~ 読者の皆様、おはようございます……。 今、ちょっとっていうか、かなりやばい状況にあるわけで。 奏「………なんで、こんなことに……。」 朝の、爽やかな空気の中、奏はただただ困惑していた。 奏がいう"こんなこと"とは、もちろん玲が関係している。 奏は、固まったまま、隣ですやすやと寝息をたてて眠る玲を凝視する。 そして、その視線をゆっくりと下にもっていき、温もりを感じるある場所で止めた。 そこにある光景は…… 奏「……なんで手、繋いでるの?」 しっかりと玲によって握られた自分の手があった……。    
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