001,ドロップガール

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このドロップガール小学生編も、いよいよ佳境に迎えました。 祢馬千緒は木に落ちながら、何に気が付いたのか。 では、解答編をどうぞ。 「きゃっ!?」 悲鳴を出した頃には、もう察していた私は木から落ちるていうか落ちているということ。 猿も木から落ちるを実践中、私の時間はスローモーションを得た。 世界は逆さまに反転して、私の体も逆さまに。 青い空に、緑の葉に、ピンクの靴に、赤いスカートに、オレンジの服が見渡せる。 ああ、落ちるんだ。 ……ん?何か私は大事なことを忘れてない? あ、赤いスカート……。 気付いた瞬間、枝に立つ男の子の顔が過ぎ去った。 呆然とした顔が、もっとこうなんて言えばいいんだろう、驚愕した顔になっていた。 ああそうだったのか、男の子達は私の木登り術に呆気にとられたのではなくて、木を登ったことであらわになったスカートの中身、パンツを見て呆然としたんだ。 パンチラならずパンモロだぁ! 恥ずかしいっ! そう思った刹那には、背中に衝撃が訪れては意識を失っていた。
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