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「よう」
「おう」
「はろー。あ、立木さん。こんにちは」
「こんにちは」
「やあ2人とも。こんにちは」
4月中旬。俺のところに友達、もとい幼馴染みがやって来た。
「潤也。相変わらずダルそうな顔してんな」
「うっせ。いくら学校からここが近いからって病院に寄らせやがって。帰ってマンガ読みたかった俺の気持ちがわかるか」
「幼馴染みよりマンガですか。そーですか」
「そーです」
やべ、泣きそう。
この気だるげな目をして軽快に毒を吐くこの男は川端潤也(カワバタ ジュンヤ)
俺の幼馴染みかつ親友である。
「潤也流石にそれは酷い」
そう言って助けて下さったこの方はツンデレ姫こと、幼馴染みの水城綾(ミズキ アヤ)。
「誰がツンデレよ!この女顔!」
読心術をお持ちです。
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